共感(同意)できなくてもいいから理解をすることの大切さ

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こんにちは、工藤です。

先日、単発のセッションを受けていただいた方と、

共感が苦手

ということについて、話しました。

その方も、僕も
ストレングスファインダーの人間関係構築力のグループが最下位だからです。

かいつまんで場面を共有すると、

ご相談者の方はコーチとして個人で稼いでいくことに興味があるが、
「共感」が苦手だと感じているため
コーチは向いていないのではないか?

という話の流れで、
上記の話になりました。

結論から言うと僕は共感ができなくても
コーチとして全く問題がないと思っています。

理由は大きく4つあり、
そのうち一つが本記事のテーマです。

残り3つ本記事の主題ではないため
最後の方に書きます。

では本題に入りますが、
その前にちょっと余談を。

上記質問をもらった際に、
これから書く話しを瞬時に思いつきました。

この当たりは、僕が上位に持っている

  • 着想
  • 戦略性
  • 収集心
  • 学習欲

辺りがうまく働いてくれていたなと思います。
毎度のことですが、自分の資質には感謝しかありません。

念の為記載しますが、
記述した資質が上位にないと、
コーチングができないか?というと、
もちろんそんなことは有りませんので
誤解なきようお願いいたします。

 

共感(同意)しなくていいから理解をすることを意識する

この記事で最もお伝えしたいことはこの内容です。

「共感しなくてもいいから理解をする」というのは
僕が生み出した知恵ではなく、下記動画から学びました。

まずは動画を御覧ください。
該当シーンから再生されるようにしています。
島田久仁彦さん(右から2番目のスーツの男性です)のお話に注目してください。
↓ ↓ ↓
[su_youtube_advanced url=”https://youtu.be/fUlfC1mPGoY?t=887″]

15:00〜16:55が見ていただきたい部分です。

あなたの言っていることには100%同意できないけれど、言っていることはこうなんだよねと理解を示す

この話は、非常に印象深く、僕の記憶に残っています。

本記事の結論がこの言葉に集約されていますが、
相手に共感(同意)ができなくても、
言っていることを整理してあげて理解をする、ことができれば、
コーチをしていく上では全く問題がない、というのが僕の主張です。


偉そうに書いていますが、
僕もまだまだできないことのほうが多いです。

契約するクライアントを絞っているので
ケースとしてはあまり多くないわけですが、
自分の価値観や成功体験から外れた話をされると、
興味が削がれどうしても退屈に感じてしまうことがあります。

折に触れてこの動画を見返しているのですが、
「言っていることが深すぎる」と毎回思います 笑

それでも、コーチングの経験を重ねていくと
だんだんと意味がわかり、
自分の行動も変えられるようになってきてる気がします。

ちなみに、動画の後半でも島田さんが発言されており、
その内容も示唆に富んでいるので
合わせて掲載しておきます。
↓ ↓ ↓
[su_youtube_advanced url=”https://youtu.be/fUlfC1mPGoY?t=3203″]

2つの質問に回答されていますが、
注目していただきたいのは後半の方です。

相手の内容をまとめることの重要性についてお話されています。

相手が混乱していることをまとめて上げることが重要であり、
こちらが答えを発言した瞬間にコミットメントが生まれるので、
あくまでも相手に考えさせる。

という部分です。
コーチングをする上で非常に勉強になると感じました。

なぜなら、相手が思っていることを正確に描写することは
大変に難しいからです。

参考資料:志を培う「コミュニケーション」の本質とは?~伊藤羊一×紺野俊介×島田久仁彦×田中愼一×木暮太一

YouTubeはこちら:志を培う「コミュニケーション」の本質とは?~伊藤羊一×紺野俊介×島田久仁彦×田中愼一×木暮太一

テキスト(前編):コミュニケーションは「発信」ではなく「受信」から始まる!相手の中にスッと入って寄り添うことが大切

テキスト(後編):コミュニケーションの基本は「ドM」と「ドS」!ピンチをチャンスに変える「心の強さ」を鍛えよう

 

共感ができなくてもコーチとして問題がない理由

本記事の主題は前述の通りですが、
他にも「共感力」がなくても問題ない理由がありますので解説します。

そもそも共感力は存在するのか問題

非常にそもそも論ですが、
僕は「共感力」というものに対して
いささか懐疑的です。

共感力、というよりは
「人の気持ちがわかる」という現象に対してです。

結論から言うと、僕は結局のところ人は
自分のフィルターを通してしか世界を作れないと思っています。

つまり、本当に相手の気持ちがわかっているわけではなく、
「相手の気持がわかっている、と自分が思っている」領域は脱せないということです。

人の気持ちがわかる!とおっしゃっていた方に
「工藤さんってこうですよね。。。」と言われたことがありますが、
僕としては「正直からっきしお門違い」という状況でした。

その方が指摘するようなことは
僕は1mmも思っていなかった、ということです。

この時、共感力とは
本当に相手の気持ちがわかるわけではなく、
自分がそう思っているだけの現象に過ぎない、
と学びになりました。

何が言いたいかと言うと、
世の中で「共感力が在る」と言われている方も、
実際のところは、相手の気持を正確に汲み取っているわけではない可能性もある
ということです。

であるならば、自分が相手の気持がわからなくても、
さして問題はありません。

 

共感力がない人はいない

少し話が逸れますが、僕は

共感力が低い人はいない

と考えています。
なぜなら、

  • 自分と同じ体験
  • 自分と同じ解釈・考え方

をしている人がいれば、
必ず共感や同意ができるからです。

そうでうね、例えば、、、

小学校の給食で嫌いな人参が出たたけど、
残すと怒られるから、泣きながら全部食べました。

というのは、なかなか強烈なエピソードです。

あなたこの状況を経験していたとして、
目の前に現れてた人が全く同じ経験をしていたら
さすがに共感できると思います。

また、同じ経験をしていないにしろ、
同じ考え方や価値観、思想を持っていたとしたら、
初めて会った人でも共感・同意ができそうです。

何が言いたいか?というと、
同じような経験や考え方を持っている人に出会ったならば、
誰でも「共感」はできる、ということです。

そうなると、より多くの人と同じ考えを持っている人は
共感できることが多くなり、
「共感力が高い」と表現されることになり、

逆に、独創的な価値観や思想を持っている人は、
同じ考えを持っている人がいないため、
「共感力が低い」と表現されます。

この文脈で考えると、

平凡・一般的な人 = 同じ思想を持った人が多い=共感力が高い

非凡・奇抜な人 = 同じ思想を持った人が少ない=共感力が低い

という図式になりそうです。
少々乱暴な気もしますが、あながち間違っていない感覚です。

なぜなら、
僕はピカソの気持ちも、アインシュタインの気持ちも、
エジソンの気持ちも、よくわからないからです。

この章については、特別な意見や提案があるわけではなく、
僕の解釈をシェアして、「共感力」を再定義したというところです。

なにかの参考になれば幸いです。

ちなみに、ストレングスファインダーに
「共感性」という似た文字の資質があります。

「共感性」は今回論じた「共感力」とは
また別の話しなので区別して考えていただけたらと思います。

 

技術でカバーする

人生の幸福度を上げるためには
・価値観
・得意不得意
・知識、スキル
が必要です。

ストレングスファインダーはこの内
「得意不得意」の領域です。

自分の才能を知って、
得手不得手をしっかりと落とし込むことは重要ですが、
それでも、1/3の要素を満たしたに過ぎないということです。

ですから、今回のテーマの「共感できない」についても、
どんなに影響しても1/3の度合いです。

仮に共感力がないとしても
(共感力がない人はいないと思っていますが)
スキル・知識でカバーすればいいのでは?というのが
この見出しのテーマです。

さて、あなたはお笑い芸人のキングコングの西野亮廣さんを知っていますか?
2021現在は、お笑い芸人というより、
事業家・ビジネスマン・インフルエンサーという感じですが。

僕は信者ではないですが、
学ばさせていただくところが沢山あるので
発信を割と聞いています。

そんな西野さんですが、
「聞き手」に回るときに特徴があります。
わかりますでしょうか?

事例として動画を貼り付けておきます。
↓ ↓ ↓
[su_youtube_advanced url=”https://youtu.be/RclfP3FjsCA”]

特徴的な聞き方ですが、
僕が盗ませてもらっているのは、

わかる〜〜〜!!!

というリアクションです。
掲載した動画でそのシーンがうまいこと入っていたか不明ですが 笑

西野さんは、聞き役に回っている時は
大げさに「わかる〜〜!!(大げさに拍手)」という
リアクションを取ります。

自然にか、意図してかは不明ですが、
このリアクションが相手を気持ちよくする
効果は確実にあると思います。

前置きが長くなりましたが、
何が良い高いと言うと、

心の底から共感していなくても、
「わかる〜!!」とリアクションを取れば、対話は成立する

ということです。
文字で書くと、冷徹に感じますが、
現場では実際に有効です。

そんな表面的な対応なんて。。。と思うかもしれないですが、
僕たちが「この人は話しやすい」と思う人が、
心の底でどう思っているか?はその人にしかわかりません。

無意識・有意識問わず
心のなかでは案外
同じような回路なのでは?と思ったりします。

まとめると、ここで言いたいことは、
心の底から共感(同意)できなくても、
技術でカバーすれば全く問題がない
ということです。

コーチングができない人は、
この世の中には存在しない
(つまり、誰でもコーチになれる)というのが僕の思想です。

ちなみに、西野さんは
「共感できていないけど、どうにかしないといけない時」には、

かっこいい〜〜〜

と言うそうですよ 笑
そのやり過ごし感、さすがだなと思います。

ついでに本論とは関係がいないですが、
キングコングさんの好きな動画を貼り付けておきます。
↓ ↓ ↓
[su_youtube_advanced url=”https://youtu.be/PkygrwLV0NM”]

人生についての挫折や葛藤、挑戦など
学ぶところ多く、好きな動画です。

西野さんと梶原さんの考え方の違いも
面白いなと。

 

共感できる人を採用する

コーチを始める時、
「全然共感できない人が来たらどうしよう」
「全然寄り添えない相手だったらどうしよう」
という不安がよりぎます。

これについての解決策は結構簡単で、

体験セッションをしてみて、
力になれなさそう、と思う相手には
オファーしない。

これだけで解決します。

コーチングのビジネスをしていると、
不思議なもので、
・この人にはなにか力になれそう!
・どうにかして協力したい!
と思えるお客さんが現れます。

そういう方にだけ、サービスをオファー(提案)すればよいわけです。

 

同意できなくてもいいから理解をする

これが冒頭に話した内容ですが、
整理するために一応こちらにも項目を追加しました。

 

おわりに〜だれでもコーチになれる〜

サラッと書く予定が、結構書いてしまいました。

今回は「共感力」をテーマに執筆しましたが、

何があろうと、何がなかろうと
誰であってもコーチにはなれるし、コーチングもできる

と、僕は思っています。

この考え方は、僕の上位に「戦略性」という
可能性を探る資質を持っているからかもしれないですが。

ストレングスファインダーを受けると
自分の得意なことが明らかになります。

そして、この得意なことはひとりひとりで全く異なり、
一致する確率は、上位5つでも1/3,300万です。
(つまり一致しません)

人それぞれで得意なことは全く異なるわけです。

それを踏まえて僕が思うことは、
「ひとりひとりが自分の得意を活かしてコーチングをすれば良い」
ということです。

思考型が高い人は、ロジカルなコーチングを。
影響力が高い人は、励ましたり勇気づけるコーチングを。
実行力が高い人は、行動促進するコーチングを。
人間関係力が高い人は、寄り添うコーチングを。

こんな具合に、それぞれ得意なことを活かして
自分にしかできないコーチングをすればいいんです。

前述しましたが、
人生をデザインしていこう思ったら、

  • 価値観
  • 得手不得手
  • 知識・スキル

の3つの観点が必要です。
コーチングの「知識・スキル」を学べば
どんな「得手不得手」でも実行可能です。

コーチングは、とてもおもしろい職業だなと感じます。
(面白さを語ると長くなるので省きますが)

ですので、興味があってやってみたいな!と思ったのだとしたら、
ぜひ挑戦してみていただきたいです。
応援しています。

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この記事を書いた人

工藤譲のアバター 工藤譲 株式会社凪 取締役

言語化、仕組み化、効率化が大得意。

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