こちらでは、コーチングの現場で使う
質問スキルについて解説してきます。
質問の質は成果を左右する、
非常に重要なパートです。
質問の質が人生の質を決める
別の動画でも説明しましたが、
質問を通してクライアントの成果を上げる
コーチングの仕事はまさにこの、
質問力が求められます。
それでは、早速見ていきましょう。
4つのタイプの質問
まず、質問は大きく分けると4つのタイプがあります。
- オープンクエッション
- クローズドクエッション
- 広げる質問
- 収束させる質問
の4つです。
1.と3.は主に、会話を広げるときに使います。
2.と4.は逆に、会話を具体的にする時に使います。
オープンクエッション
まずは、オープンクエッション（以下、OQ）から見てきましょう。
これは、会話を広げる際に使います。
質問をして、「はい/いいえ」で答えられない質問が該当します。
5W1H友いわれますね。
・いつ？
・どこで？
・何を？
・誰が？
・なぜ？
・どうやって？
などがこれに、あたります。
相手に考えてもらうシーンや、
会話を広げたい場合に使います。
クローズドクエッション
OQと対になるのが、クローズドクエッションです。
これは、OQと逆で「はい/いいえ」で答えられる質問を指します。
〜〜〜をやりたいですか？
〜〜〜は好きですか？/嫌いですか？
〜〜〜買いますか？/買いませんか？
〜〜〜は好きですか？
などです。
使うシーンは、
会話にリズムを付けたい時に使います。
というのも、会話の最初でOQを入れると、
相手が戸惑うこともあります。
いきなり、答えが出しづらい問いを立てられると
困惑してしまいます。
冒頭で「あなたが人生で大切にしているものはなんですか？」と
突っ込まれたらびっくりしてしまいますよね 笑
広げる質問
これは、話を広げたり
多くの意見がほしいときに活用します。
IssueDriven（イシュードリブン）という
言葉がありますが、
「今話していることは本当にとくべき問題か？」ということは
非常に重要です。
まずは一度、すべての選択肢を並べてみてから
込み入った話に入って行きましょう。
狭める質問/深掘る質問
これは、先程の広げる質問とは逆に
話を狭める質問です。
いきなりですが、
一つ僕の好きな言葉をご紹介します。
曖昧な思考からは、曖昧な現実しか作れない
という言葉です。
（原文は微妙に違ったかもしれないですが）
何がお伝えしたいかと言うと、
大枠の話だけのコーチングだと、
お客さんの成果はでません。
話を広げたら、
今度は狭める必要がります。
そんなときに狭める質問や深掘る質問を使っていきます。
具体的な質問集
それでは、ここからは具体的に
現場で使える質問集を確認していきましょう。
オープンクエッション
なんでそう思うんですか？
それはどういう状態ですか？
何が○○をそうそうさせるのですか？
どんな状態が理想ですか？
あなたはどう思いましたか？
クローズドクエッション
イメージに近いのはAとBどちらですか？
Aという人生と、Bという人生と選べるとしたらどちらがいいですか？
今日は調子がいいですか？
クローズドQは、バリエーションが多いので、
このあたりにしておきます。
ポイントは「はい」か「いいえ」で答えられる、
ということです。
ぜひいろいろなパターンを見つけてみてください。
広げる質問
他にはどんなことがありますか？
可能性はこれで全てと思っていいですか？
僕は、「他にはどんなことがありますか？」の
質問をよく使っていますね。
狭める質問/深掘る質問
具体的にはどういうことですか？
今のお話だと、AということとBということが考えられそうですが、イメージとしてはどっちですか？
それはなんでそう思ったんですか？
本当はどうしたいのですか？
その他、いいなと思った質問 まとめ
あなたが自分の望むような人生を生きられるとしたら、10年後どうしたいですか？
あなたが死ぬまでにこれだけはしないと後悔するということはなんですか？
あなたが得意なことをした時のことについて教えて下さい。
あなたが自分自身に、今期待していることを一つ教えてください。
成功するためにしていることはなんですか？
あなたが難しさを感じていて、より学びたいこと、より上手くできるようになりたいことはなんですか？
その他、便利な質問
主に、オープンクエスチョンになりますが、
いくつかご紹介しておきます。
期待に関する質問
何が可能ですか？
何を求めているのですか？
あなたの望みがかなったとしたらどうですか？
夢はなんですか？
これの何が、あなたをワクワクさせますか？
可能性を探る質問
どんな可能性がありますか？
あなたがまだ探っていないのは、どの部分ですか？
いろいろな角度からみたらどう見えますか？
他にもう一つ可能性があるとしたら、それはなんですか？
選択肢を広げる質問
他にどんな選択肢が考えられますか？
おもいきったり大胆になったら、どんな選択肢がありますか？
もし選べるとしたら、何をしますか？
やった場合とやらない買った場合、何が変わりますか？
核心を突く質問
何が問題なのですか？
最大の障害はなんですか？
何があなたを引き止めているのですか？
今、もっとも望んでいることはなんですか？
行動を促す質問
何をしますか？
どんな行動を起こしますか？
次のステップはなんですか？
それはいつまでにやりますか？
学びを深める質問
今回のことから得たことはなんですか？
何を学びましたか？
この学びを覚えておくために何をしますか？
他にどのようなやり方があったと思いますか？
さいごに〜最も重要なこと〜
質問は非常に重要なのですが、
ボキャブラリーが多いから
良いコーチか？と言われると、
それはまた違ってきます。
100個質問を持っているが、
表面的な対話で終わってしまうコーチ
と、
10個しか質問が無いけれど、
深層まで降りてきてくれて、
核心的なことを聞いてくれるコーチ
あなただったら、
どちらが良いでしょうか。
お客さんが動けない本心にたどり着いたり、
お客さんが気が付かない角度で質問をすることが、
コーチの役割です。
コーチのとって、
最も大事なことは、
質問の数ではなく、
お客様への好奇心
です。
なんでそう思うのだろう？
何がそう思わせているのだろう？
何がブレーキを掛けているのだろう？
本当はどこへ生きたいのだろう？
それは本心で言っていることなのだろうか？
などなど。
興味を持っていれば、
質問なんかは、自然にいくらでもでてきます。
ぜひ、現場で色々な言葉を試して見てください。
動画で補足もしていますので、
見てみてください。
それでは、引き続き頑張っていきましょう。
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